2015年3月18日水曜日

子どもは社会の宝、しっかりと育てなければ!


 次の世代を育てるのは、「種の保存」「本能」からしても、当然のことです。
私は一貫して教育・子育ての重要性を訴えて参りましたが、あちこちでよく言われるのが「子どもより重要なことがたくさんある」「ウチは子どもがいないから」「うちの子はもう育ってしまったから」・・・。
 もう一度考えてみて下さい。「子どもは社会の宝」
という意味を。社会を支える次の世代のことを。20年後、今の若者が創る未来を。

いじめやリンチ、暴力などで、無駄に命を失うことがないように。いろいろな人たちが勝手なコメントをしていますが(私もその1人!)話題になるのが、子どもにスマホやタブレットなどで暴力的なシーンを見せるのがいけない・・・??

問題はそんなところではないはずです。まずは加害者側の「少年」。17や18にもなって、やって良いことと悪いことの区別が付かないのかとあきれてしまいます。この闇はどこから来るものなのか、しっかりと解き明かして行かなくてはならないと思います。

 次に被害者側の少年、こちらはよく言われるのが「保護者は何をしていた」ということですが、教育の観点からというより、男女格差の観点から見てみることも重要です。離婚後子どもを引き取って生活をしていたということですが、シングルマザーの就職状況はけっして良いものではありません。
もちろん職種による事は多いですが、あらかた主婦だった人が改めて離婚後に(特に、生活基盤を変えて)就活をしても、既に「シングルマザー、子育て中」というだけで、労働市場からはアウトロー的になり、旬では無くなり、低賃金で長時間労働をしなければ間に合わなくなるといった展開になります。子どもの様子は気になりつつも、特にデリケートなお年頃で、面と向かって「何やっているの!?」とは怒鳴れない年代。さんざん悩んでいたというのは想像にたやすい事です。周囲にこそ、行政にこそ、できる手だてがあったはずです。
同様の悩みを抱えているたくさんの母親に、もっとスポットを当てて、決めの細かなフォローをしていかなくてはいけないのではないでしょうか。




0 件のコメント: