2015年3月30日月曜日

高齢者=認知症???  

 
 高齢者を介護している家族の現実。ご想像のとおり、甘いものではありません。

  医療行為が必要な高齢者の受け入れ先が少ない。
   ストーマ(人工肛門)や胃ろう、インシュリン注射など、医療行為が必要な場合、ショートステイなどを利用したくても、受け入れをしてもらえる施設が極端に少なくなります。家族は、長時間外出をする際には、周到な準備が必要です。

  高齢者=認知症というひとくくりにされがち。
 身体的機能が低いだけで、頭脳はしっかりしている高齢者の居場所がない。
 高齢者=認知症というイメージ。本当ですか?
考えてみて下さい。もし自分自身が歳をとってが自由に動けなくなったときを。「高齢者」というひとくくりにされて、プライドが保てなかったら?
周りは認知症の方ばかりの中に入れられて、会話も成立しなかったら?高齢者=認知症だというわけではありません。認知の無い方も心地よく過ごせる場所が求められています。

  介護の家族は、「そこまでやっても当然。」「みんな誰でもこればかりは順番なのだから。」という言葉でせめられている。
 介護をしている家族は、精神的なゆとりが無くなっています。周囲が励ましで声をかけてくれることが時には傷つく事もあります。上記の「このくらいはやらなければね」「みんな順番なんだから」このような声を良くかけられますが、介護は育児と違って終わりがありません。しかも段々と大変になっていき、追い詰められています。「高齢者を家庭に帰す」コンセプトの中では、家族をもっと支える仕組みが求められています。 





 

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