2012年2月28日火曜日

社会保障と税の一体改革

平たく言えば税金がどのくらい負担になるのか、自分たちの生活がどのくらい圧迫されるのか・・・。

先日のレクリエーション指導者養成講習会でもほんの少しだけ、海外の出張が多い講師が触れていましたが、ヨーロッパ各地では、消費税がみんな20%など税率が高いのですが、どこの国でも受け入れられていて、「納税できる人間が4社会を支えていることによって、国が安定している」「自分たちの選んだリーダーを信用している」という意見を言っているのが印象的だったとか。自分たちの選んだリーダーを信頼できないような今の日本の現状がなんとも・・・。

生活が圧迫されて大変だというのは、それは大きな問題だと思いますが、今どうにかしていかなくては、これからの世代にますますの負担をかけていくことになってしまうということを、もう少し考えていかなくてはならないと思うのです。確かに、今の日本の経済状況で増税というのは、経済を冷え込ませてしまって悪影響があるというのは確かかもれません。また、生活保護の方たちにも、高齢者にも、負担があるというのは厳しいことかもしれません。でも、高齢社会となってしまった日本では、高齢者の方にも公平に税の負担をしてもらわなくてはならないのです。消費税が一番不平に、広く負担してもらえる形であるということです。ただし事業者の方々に申告をきちんと出してもらえなければなりませんが。

神輿型と言われた一人の高齢者を大勢で支える世代の構図が、今は3人で支える騎馬戦型。そう遠い先ではなく一人が一人を支えるおんぶ型になると試算されています。しかもそこで試算されている労働年齢というのは16歳から65歳という年齢です。今16歳の何パーセントが労働をしているでしょうか。また、私の両親のように60才代で他界してしまうという方だっています。

大人である私たちが、将来世代の負担を少しでも軽くしていくためには、今、税負担の見直しをしなければ、ならないのは必至だと思います。将来世代の負担を減らすために支えなけれなならないのは、子どものいる家庭も、いない家庭も同様です。
子どもを育てるのには本当に莫大なお金がかかるのですが、子どもがいない方であっても、自分たちが現役を引退するころになったら、社会に支えてもらう側の立場になるわけですから、「自分には子育ては関係ない」などとは言えないはずです。(残念ながら、子どもが欲しくても恵まれなかったという方もいますが、その方たちを含めてもそれはまたそれで別の議論として、やはり税負担は公平に考えていく必要があると思うのです)そして、子どもとは関係がない生活をしていても、必ず支えてもらう側の立場になるのであれば、当然ながら、少しでも将来負担を軽減していかなくてはならないということを考えていかなくてはなりません。
議論があることは当然ですが、議論のすぐ先には現実が待っているということを忘れてはいけないのです。
ご意見のある方はアイディアやお知恵を是非!アドバイスをお願いします。

3 件のコメント:

あらじん さんのコメント...

確か小学校の時に(中学校だったかなぁ!?)社会科で習った人口ピラミッド図。

あのとき先生は、日本も近い将来頭でっかちのピラミッド(少子高齢化)になる。
と言ってました。

それを灯台(東大ではない(笑))を出たような日本の超エリートである厚生省(当時)の役人が分からずに年金システムを考えたかと思うと…

足下どころか遠くも照らせない彼らは灯台卒も怪しいか!?

ブログ、スマホ対応になりましたね。
とても見やすくなりました。

Unknown さんのコメント...

あらじんさん、こんにちは!
労働力確保のために、女性の社会進出をどうするか。または外国人労働者を入れていくのか。このまま日本は沈んでしまって、アメリカ星条旗の星のひとつになってしまうのか!?

先日の政治スクールで配布された、総務省「国勢調査」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(出生中位・死亡中位)」(平成24年1月)出典の人口ピラミッドの推移をみると、2020年の頭でっかちの背が伸びた状態から、2050年になると、背広用マネキンのような肩の部分が張り出したような形へと、どこまで行っても高齢社会には変わりありません。さらに、中国やインドなどのアジア諸国と違って、人口の大幅な減少。
もっと、日本人自体でかしこくならなければなりませんね。その為には、やっぱ教育かな・・。

あらじん さんのコメント...

労働力…
仕事にあぶれ、仕事を探す人がたくさんいる一方で3Kと言われる(最近はあまり聞きませんが)仕事を避ける現代。

そして、安い労働力と見なされている女性と外国人。

外国人は、短期間で稼ぐだけ稼ごうと、どんな仕事でも頑張り…

私は根本に“赤い“ところがある人間なんですが、一方で加齢とともに段々と保守的と言うか時代錯誤的な考えも出てきて…

私は、男女雇用機会均等法は悪法だと考えています。

男女は違うものだと。

男には男ならではの仕事があり、女性には女性ならではの仕事がある。

幼児教育や看護師の仕事などは(ほんの一例ですご)“母性“やホスピタリティが求められ、それは男には難しい部分。
あっ、介護業界もだ!


また、結婚や出産に伴う退職は厳然としてあり。(結婚や出産で働きづらくなるというところは少し置いといて)

女性側の問題としても、結婚前までは会社に骨を埋める覚悟を言っていても、結婚や出産で簡単に仕事を捨て家庭に入ろうとする人も少なからずいて。
(もちろん、それに見合う大きな“仕事“なんですよ!)

これを幾世代もやっていたら、“女性の信用“は無くなりますよね。

子供が育ち手が離れると『社会に参加したい』と安い労働力としてパートに出る。

営利企業は少しでも安い労働力を求め、正規雇用を削りパートを増やす。

よって、お父さんはリストラに遭いお母さんがパートで生計を建てる。

私は家庭の仕事や育児はとても重要だし、それにプライドを持って日々を過ごして欲しいと考えますが、世の女性は『私は家政婦ではない。』と社会進出したがる。

もちろん社会進出はいいことだと思いますが、それをどうしてコミュニテイ活動や趣味、学門に向けずに経済活動に向けるのでしょう?

外国人をはじめとする安い労働力で安い商品を作らないと外国との競争に負ける…

こんなことがいつまでも続いたら、日本は無くなるんじゃないかと!?

まずはπを削らないためにも、安い労働力にならないという自覚を女性に求めたいのですが、こんなことを言ったら表を歩けませんね。

頭が固くなったオヤジの戯言です。
聞き流してください。