2010年2月9日火曜日

春のような温かい一日

本当に暖かな一日でした。しかも、雨も降らず!花も虫たちも、春と間違って出てきてしまいそうでしたね。

今日は、民主党の東京都連で、事業仕分けの勉強会が行われました。
講師は、行政確信会議事務局 参事官の伊藤伸さんが講師でした。

昨年、国が行ったのは、政権発足から1ヶ月という短時間の中で、とりあえずの予算見直しということだったため「予算の無駄洗い出し」というイメージがついてしまったが、本来は、「事業そのものを、抽象論や在来の踏襲で行うのではなく、その事業の背景や本質を見極め、「現場」の視点を生かして洗い出す事によって、個々の事業の無駄にとどまらず、その背後にある制度や国と地方の関係など、行財政全体の改革に結びつけること」
原則は①予算項目ごと(事務事業レベル)に、②「そもそも」必要かどうか、必要ならばどこがやるか(官か民か、国か地方か)について、③外部の視点で④「公開の場」において⑥担当職員と議論して最終的に「不要」「民間」「国」都道府県」「市町村」などに仕分けていく作業

国から地方への、「仕事(関与・規制などのコントロール)」と「お金(補助金、地方交付税)」という流れから、国によるコントロールと、地域の活力ダウン(ますます国に依存){もらえる金はもらわなくては損」「使い切らなくては損」という構図を組み替えていく事が大切であり、「官と民」「地方と国」の役割分担を具体的に考える場として「事業仕分け」作業を実施。実は自民党政権時代の2002年から行われていたもので、これによって改革が進んだのは事実だが、「仕事は地方に、権限は国に残る」という最悪の結果を生んでしまった。
誰が最終的な責任を負うのか、責任の所在を明らかにすること、抽象的な理論で終わらない事が求められている。

というような、大変おもろい話でした。調布市では現在、第三者委員会を設けて同様の作業を行っていて、それによってある程度の成果を出しています。ただ、タテマエの公開(結果報告)など、まだ改良の必要な部分は多く残っているのも事実です。

・長年続いているものと、重要ものは違う 
・事業名がきれいなものほど中身が怪しい
・現場の求めているものと目的が、コントロールされているうちに変化していく・・・。
など、幾つか大変印象に残りました。しっかり勉強して行かなくては、と改めて引き締まる思いでした。


夜は、「ひだまりの会」が行われました。
参加してくださった皆様、ありがとうおございました。貴重な情報、ご意見も本当にありがとうございました。早速明日から動いてまいります。  GO!!

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