2011年9月20日火曜日

勉強会

17日(土)は、麹町で勉強会がありました。
①藤井威(たけし)氏(元スウェーデン兼ラトヴィア大使・佛教大学社会福祉学部特任教授)
「新しい福祉社会実現へ向けての日本の戦略」 ~スウェーデンの例を参考にして~


②北野充氏(外務省大臣官房審議官)
「中国の経済と政治状況」

2つのテーマでした。
藤井先生の方は、
『福祉社会実現までのターゲ・エランディル在任23年間における政治的手腕について、また、高福祉の国の政治満足度はどのような形で実現させているか。
男女における雇用格差・昇進格差・給与格差において、性別機能分担を打ち砕かなければ、真の男女平等・男女共同参画はあり得ないと主張。
ターゲ・エランディルは豊かさの実現のために
1.ヴィジョンに基づき斬新的増収措置
2.段階的・社会福祉水準向上措置
に取り組み増税を行った。
このことをふまえて、日本の現状と高福祉のあり方、増税のあり方、考え方について。
特に労働市場政策について、日本の基本的な背景は、「可哀相だから手当をする」
スウェーデンの基本的な背景は、「労働市場の活性化の為に必要。収益の悪いものを良いものに変えていくための政策として、職業訓練等を行う」といった違いについて』というような話でした。

北野先生の方は、
『中国の歴史的背景から、今に至る経緯。現状について。日本は隣国として今までどのように関わり、どうつきあってきたか。また、中国人の感覚や国民感情について。最近の動向と、今後の中国との関わり、協力関係の持ち方。最後は中国の抱えるエネルギー問題や、環境面からの一考察。中国共産党の組織』などについてでした。

どちらも中身の濃い、大変有意義な勉強会でした。

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