2015年4月18日土曜日

家庭で看取ること

確かに理想です。
ただし、それなりのサポートが必要!

昨年、女性デーの講習会でも「自宅で看取る」ということが求められているという内容の講座が有りました。
医療体制を充実して、病院から自宅に帰り、自宅で看取るのにはまず強力なサポート体制、特に医療サポートが必要ですが、自宅で心豊かに最後を迎えることが出来ることの意味は大きい・・・。といった内容でした。
このケースは介護ではなく、医療と言うことに特化していましたが、本人が自分の余命を告げられて、やりたいこと、考えることがたくさんある中で、それは大きな意味があるとおもいます。
自分自身に置き換えても、可能であればそうしたいと思いますし。

医療(つまりは、余命が少ない、医療行為が必要)と介護とでは全く状況は違いますが・・・
自宅で介護をしているという我が家で考えてみますと、理想と現実はどこまでも平行線。
介護をする側に立って主張をすると、介護をするということは、要介護の度合いにも寄りますが要介護度が上がれば上がっただけ自分の時間をそれだけ使わな、くてはならないので、時間との戦いです。
介護離職という言葉も有りますが、「仕事なんてしている時間がない」という、生活基盤そのものが脅かされる事態になります。

「嫁が泣く」介護も、泣く嫁がいればまだしも、一人っ子で他に面倒を看てくれる人がいなければ、仕事の時間や介護者自身の食事や睡眠などの時間を削らなくては成り立たないのが現実です。。
テレビなどでは、一人暮らしで寝たきりの高齢者も行き場所が無く、自宅にいるというケースも紹介されていましたが、本人も心細いらしく、訪問看護師さんやヘルパーさんが帰ろうとするのをなるべく長くとひきとめている姿が忘れられません。

現政府の「自宅に高齢者を帰す」政策を行うには、それなりのサポート体制が必要なのですが、介護報酬の削減という逆行した政策。
たしか、消費税増税の特にそもそも「社会保障に当てる」ということではなかったのではないかと。

高齢者・高齢化問題は、一刻を争うスピードで進んでいるのですから、安心して暮らせるための対策が求められています。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ほんと、理想です。知り合いにもいました。理想を現実にするサポート体制願います。