2011年4月8日金曜日

市議団会議

久々の控え室。市議団会議を行いました。内容は、「飛行場問題」についてです。現状を調査したり、認識を確認したり、なにより調査・現状確認、そして、新人もいますので、勉強や討論を行いました。

調布市は、世界でも希な、飛行場が住宅地にあるという環境です。過去には、調布中学校の校庭にセスナが墜落した事もあるとか。最近でも、オーバーランや、本当は違う飛行場まで飛んでいく予定だった機体が、トラブルによる緊急的な不時着など、色々とトラブルが付きまとっています。

近隣住民の安全と、「離島定期便」という離島からのアクセスに大切な空港という、両方の立場を持った微妙なバランスの中で、調布飛行場の持っている役割と責任、この大きさにどう対応していくのかということが重要なのだと思います。

私たち市議会議員は、3月に発生した東日本大震災を受けて、今回の23年第1回定例会の中で、市長への申し入れを全会一致で行いました。その中に、「緊急防災支援物資配送に調布飛行場の活用を図ること」という1項目を入れました。そもそも、離島の住民が緊急に必要となった場合の人道的な救済のためという目的があっての空港です。人道的な措置に、東京都ではないとか、飛行ルートが定期便とは違う等ということを言っている場合では無いという点が、最大の意図です。

そんな要因を、じっくりと噛みしめて毎日運営されていくよう、何より住民の安全を第一に置き、取り交わした約束はしっかりと遵守されるよう、再度願ったきっかけとなりました。
ただし、計器飛行に関しては、もう少し理解が必要なのではないかと思います。以前離島に視察に行った際、飛行場の方に話を聞くという時間があったのですが、「計器飛行」は、計器で夜間でも離着陸できるというのは大間違いで、航空中の安全帯を守るもので、やはり離着陸時は最終的には日没前の視界が必要なので、夜間飛行はあり得ないと言うことです。定期便の就航率を上げて欲しいという願いが強い島しょ部の住民の皆さんの気持ちも大いに理解するところであります。定期便の就航率を下げて年間離着陸便数を減少させているというのは、ちょっと違うのではないかと思います。安全な飛行のために、定期便の就航率は上げ、その分、不定期な技術的にも疑問が残る個人所有のセスナや不時着の本数こそ制限することが必要ではありませんか。皆さんはどうお考えでしょうか。

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