2011年2月11日金曜日

市議会議員研修会と懇親会

 昨日は、府中市にある、府中の森芸術劇「どりーむホール」にて、東京都市議会議員研修会が行われました。講師は、竹下譲氏(自治体議会政策学会会長)「自治体の代表は議会~その役割を果たすには」というものでした。

 会場は温かく、しかも(活発に活動中の昨今)日頃の疲れも働き、皆さんお疲れなんだな~と横目で思いながら、目から鱗の大胆な講義内容に、興味深く聞き入ってしまいました。

 まず今の議会の現状をぐいぐいと指摘。こんな事では、「身近な議会」とはかけ離れていて、市民の理解を得ることは難しいとバッサリ!なるほど。確かに格式張っていて、面白くないと感じるのはその通りだと思います。ただ、先生が仰るように「議会別にに独自の会議規則を持つ」とか「見ていてワクワクするような」ということに走りすぎると、片寄ってきたり、収集がつかない状況になったり、ビジュアルを追求してきたり(既にその傾向も感じます…動画配信以降)という事も対策しなければならないんじゃないかと思います。
 でも、思い切ったことはやろうと思えば出来るということには、認識を変えて考えることが可能なんだ!と思いました。以前もこのブログででぼやいてしまいましたが、何も動かない。変えようとしない。そんな体質にメスを入れるのは当然必要と思います。

 一般質問についても大きく取り上げていましたが、私はこの一般質問にはこだわっていて、必ず発言の機会は無駄にせず参加したいと思ってつとめて来ました。
 現状の質問では、議員個人の見解と意見が、そのままの形で投げられておしまい。(もちろん改革改善に繋がっているという事もありますが)、一通り質問が終わったら、議会としてはどの提案を「議会の意見として特に強く押すべき」かを議員同士で検討し、審議して、順位付けをして、更に議会が責任を持って実行に繋げていくべきではないか。という提案でした。なるほど・・・。

 実現はともかく、考え方は全くその通りだと思います。今の他の議員の発言に議員同士が討論をしないという、エチケットを守っている状態というのは、不自然な気もします。互いに言葉を選びながらも、しっかり議論をし合うのは必要なのかな。。。。
ただ、議論が互いの考え方や思想信条の中で、相容れないし、政治的に相容れられないという態度をとり続けなければならないという不毛な討論になることも当然あるとは思いますが。。。

現実的には、改善に努めていくことはかなり必要でありますが、無理やパフォーマンスにならないように慎重さも必要だと言うところでしょうか。

しかし!私たちに求められているのはわかりやすさと改革、実行です。しっかりと果たしていきながら、議会をそもそもどうするべきかという、大元の改革についても事も併せてしっかりと議論をしていくべきでしょう。
単なる人気取り、票取りやパフォーマンスで終わらないように、本当に大切なことは何かを常に視野に入れながらの活動を努めていかなければと、改めて思いました。

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