さて、GWで話題になっているのが、高速道路割引1000円という料金制度が、大型連休では最後となる予定ですが、値上がりだとか、公約違反だとか言われていますが、それについて。
私は現行の土日千円ETC割引という制度について、そもそも最初から賛成ではありません。理由としては、
1,割引が普通車のみで、営業車が対象から外れているということ。これでは何の営業利益もなく、土日は、ただ単純に輸送に時間と労力がかかるだけです。
2,割引がETC装備車両だけという点。これでは全く公平とは言えません。「ETC」の販売促進をしただけで、どこぞの天下りを促進したに過ぎないと思われるものです。
3,割引を土日にしたというところ。これでは、平日に動ける人でも、高速料金がもったいないと控えて、 あえて土日に出ようという気にさせてしまい、渋滞を招くというところ。渋滞が多ければ、排気量が増え、燃費も悪くなります。それだけ環境負荷が高いということもあげられます。さらにサービス業など、土日は休めないという人たちにはメリットが少なく、特に月曜休みの方は、美術館や博物館など月曜定のところが多く、近場がダメならと、遠乗りを考えても割引1000円ではないという例もあり。
4,観光地や、レンタカーなどの、サービスを提供する側にとっても、平日は閑散としていて、土日に急に増えるkとで、サービスしたくても、数が足りない。かといって、一週間のほとんどが空いてしまうのに、数を単純には増やせない。などの困った声を聞きます。
ざっと上げただけでもこんな風です。ゆっくりと検証したらもっと増えることでしょう。こんな風に、「ひどい制度だ」と私の所にもたくさんの意見が寄せられています。
では、今度の制度が、「値上げ」と批判を受けていますが、どの程度の値上げなのか、という点です。
私としては、個人的には、値上げという理解はしていません。すべて割引はETC装備車両に限定なので、公平に考えたら、無装着車両に関しては単純に値下げだと思っています。我が家の車はETCが付いていますが、土日1000円が2000円になったからといって、通常料金から考えたら値上げとは言えないと思います。しかも、「上限」ですから。
土日に限定、しかも営業車両を除くというのではなく、均一に下る、という点は評価できると思います。平日動ける方は平日に流れることで、土日の集中を少しでも緩和できるのではないでしょうか。それによって、環境負荷も減らし、さらに経済効果を高めるのではないかと思っています。
公約では、確かに高速道路無料を訴えていましたが、財政難の現状で難しいということなら、妥協案としては、良いのではないかと思います。
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