2011年6月20日月曜日

勉強会

18日(土)の勉強会について、簡単に報告します。

講師は、村木厚子さん(内閣府 政策統括官 共生社会政策担当)でした。

「共生社会」という部署は、みんな誰もが一緒くたに構成をなして、形作って出来ているようで、子ども・青少年・男女共同・高齢者・女性問題・障がい者・外国人問題・・・。何から何まで入ってきている所だそうです。それこそ江戸時代の長屋の様に、八つぁん、クマさん、後家さん、浪人、大家さん・・・。大勢の人がそれぞれの特性を生かして、別々のくらしの中から各々の持てる力をさりげなく出し合って、小さなコミュニケーションを上手くバランス良く保っている状態。この状態を目指すのが良いのではないかと思って活動をしているとか。

人口現象の現状と分析、少子高齢化時代の現状、人口構造の急激な推移、出生率低下の要因、結婚や出産を取り巻く状況と、国民の希望と現自治との乖離、各国の家族関係社会支出の対GDP費の比較。このような事柄の把握から、「子ども・子育て支援政策と労働政策」「子ども・子育て新システムの構築と成長への貢献」

『子ども・子育て新システムのイメージ・幼保一体化・社会保障制度改革の方向性と具体策』
こんな内容の講義でした。1つ1つ、細かなデーター、グラフ等を示していただき、とっても理解しやすく講義を行っていただきました。
何しろ、説得力が有り、また、ご意見に巾があるので、いちいちそうなんだ!。。。と思ったところです。

厚生省と労働省が「結婚」した当時は、それそれの思いや価値観に違いが有って、溝を埋めるのが大変だったとか。例えばポスターの1つをとっても、医者は男で看護師が女という表現はおかしいという元労働省側。また、お父さんお母さんと子ども男女で家族4人という表現が基準になっている絵はやめて欲しいという元厚生相側。互いになるほど!と思いながら、溝を埋めていくという努力をし、省庁の再編としてはかなりうまくいっているのでは無いかと自負をしているとのことです。そういう柔軟な体制作りって大切だとはみんな分かっていても、切り替えるまでには、なかなか難しいのでしょうね。

村木さんの合い言葉「綱渡り、下を見なけりゃ恐くない」これは良いですね~!「追い込まれると実力を発揮できるタイプ」を自他共に認められている私としては、この合い言葉には、とっても説得力がありました。我が家もこの方針(事の是非にかかわらず:で行こうと思います!

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