2011年6月17日金曜日

モンスター

今日の夕方、ニュースで「モンスターペアレンツ」が逮捕されたという事件を報じていました。子どもが暴れたのを教師が平手で叩いたのを、「傷害事件」と言い「訴える」と脅し、金銭を要求したとか。

こういうニュースを耳にする度に考えさせられてしまいます。何が「モンスター」を生んでしまうのでしょう。

今日のようなケースはきわめて希な"犯罪”というか、金銭を要求するところから、ただの「美人局?」なのか「当たり屋?」なのか・・・。普通では無いのですが、この場合も、スイッチは「子どもを平手打ちされた」というところにあるのでしょう。
先生も、平手打ちが体罰と言うことはわかっているのですから、冷静に判断できないところが問題ですよね。

今の子どもたちは、みんなとっても対人関係やストレスに弱く、その外的な力に弱いまま大人になってしまいます。兄弟も少なく、調整能力も育たないまま親になってしまって、感情が押さえられないといいますか、我慢が出来ないといいますか、、、。そして相談する(信頼を寄せる)ところが少ないというのが現状だと言うことでしょうか。

何にしろ、「人の目にどう映る?」ということがプライドの基準といえると思いますが、プライドはどこへ行ってしまったのでしょうか。自分の言い分ばかりを一方的に訴え、権利を主張しているだけというのは、少なくとも普通の大人のすることではなく「変な人」に映ることは間違いないはずです。「良い人」を演じるのが是か非かといったら、それはまた違う気もしますが、冷静に第三者の目でしっかりと判断していくことはある程度必要なのではないかと思うのですが。

権利の主張ばかりでは、単なるわがままで終わることが多いと思います。市民生活は全て、「ギブ&テイク」だと思うのです。これだけのことを得るために、自分はどのくらい貢献できているのだろうか。認められているのだろうか・・・。

確かに子どもはかわいいし最も大切に思います。また、親が守らなくてどうするというのも当然です。ただ、間違った方向に行っていないか常に冷静に自分を見る努力をし、自分自身で常にナビをしていかなければならないということも忘れてはいけないと思います。
基準は・・・。何なのでしょうか。

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