2011年5月20日金曜日

日本語の文章

議員であった4年間に学んだことはたくさんあります。ただこれは、普通に生活をしていたら、普通に常識として身につけている事柄が大変多く(もちろん、全く知らなかった初めてのこともたくさんありましたが)、一般常識の再確認といいますか、改めて意識をしながら行うということでまた、自分にとっての栄養となることが多かったというのも今更ながら感じているところです。

最大のポイントとしていつも心がけていたことは、常に言葉は正しく、そして情報にもしっかりとした根拠と正しいものかどうかのいわゆる「ウラをとって」確認してから発言をするということです。
私の場合「発言」とあえて書かせていただいたのには、反省も多く含まれています・・・。このブログでもおなじみの通り、私は「誤植王」なのであります!!(反省・・・)変換をした後、必ず読み返すという習慣を付けようと思っていながら、それだけはなかなか身につかなかった点が大きな反省点でもあります。。。

ところで、何でこんな事を今更書いているのかと申しますと、とある方のブログが「他人を写真入りで批判している」と話題になったので、覗いてみたところ・・・文法があまりにもひどいので驚いてしまいました。

まず基本的な文法が出来ていないといいますか、いわゆる「である調」と「ですます調」の使い方がまず出来ていない所が、正直なんだかとっても稚拙に感じてしまいました。日本の義務教育では、国語の授業でいわゆる口語体の使い方で、小学生の時から、国語で何度も何度もたたき込まれたという経験がありますよね。私の場合、特に卒論の時には(普通「常体」を用いると思いますが)論文を書き慣れていないとどうしても気が緩んで「敬体」が混ざってしまうという指摘をさんざんされてしまいました。

議員には、本会議においての発言の機会が認められています。特に調布市では、一般質問は1時間という枠の中であれば、希望さえすれば毎回発言のチャンスがあります。
1期4年間の任期の中で(本会議は年間4回と決まっていますので)、合計16回という回数質問が出来ます。
私の経験から申しますと、1時間の質問なので、再質問は別として、返ってくる答弁の時間も考え、だいたい長くても40分くらいまでに原稿を読み上げるように作りました。
1分間に300文字というのが目安だそうですので、私の原稿では、大体少なくても7000~12000文字くらいになりました。
  ・文法的におかしいところはないか
  ・表現的にわかりにくいところはないか
こんな所にはかなり気を使いました。何しろ、文学部出身というわけでもありませんので!

幸いにも本を読むことが好きなので、文字については平均よりは読んでいる方だと思います。でも、やはり書くとなるとこれまた難しいものがあります。同僚議員の元新聞記者も「なかなか文って書けないよね」とよく言っていましたが、人が書いた文章を読むというのと、自分で文章を書くというのでは大違いです。特に議員という立場であればなおさらですが、①正しい文法で、②正しい情報をきっちりと、伝えていく努力をするのが当然だと思います。
みなさまはどうお考えですか?

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