2010年5月10日月曜日

子どもを取り巻く環境

 今日は、夕方から「江端貴子と未来を考える集い」があり、平河町に行ってきました。
第1部がシンポジウムで、3名のパネラーと、コーディネーター役の江端貴子さんとで、「新しい公共」について、教育・子育てという切り口から、ディスカッションを行いました。

 パネラーは民間校長第一号として、有名になった、「土スペ」の、元杉並区立和田中学校、校長、藤原博宏氏・子どもクラブ赤とんぼ施設長、遠藤美紗枝氏・同援さくら保育園園長、木村美子氏です。
 最初15分ほどは、藤原氏による、講演でした。かなりの問題提起がされました。文部科学省の職員すら「日本の教育は地盤地運化している」と思っている人が多い相です。誰が責任を持っているのか、責任の所在を明らかにし、校長は腹をを括って責任は自分が取る!質の良いサービスを提供しなくいては
 それぞれお立場によって、日頃から感じていること、現代社会の抱えている問題、現実の子育て現場の矛盾、現代感覚と社会など、子どもを取り巻く環境という絞った内容ではありながら、背景がとても複雑だという事を再確認できる、とても刺激的な内容でした。流石に江端さんは、とてもとりまとめが上手で、大変勉強になりました。ひとくくりで物事を考えられないのは、今に始まったことではないし、多様性という観点からそこは当然理解するところですが、本当にこのままでよいのか、何が求められていて、どう答えていくのが正しいのか、話を伺っていて全く分からなくなったのが、「子どもを育てる」ことの責任は誰が負うのか。ということです。
 社会の宝である子ども達の未来が、明るいものでなければならないのは当然ですが、私たち大人が、「日本の未来は、みんなが悲観するほど暗いわけではないよ!」と希望を持たせなければならないと信じています。「実現しようと思ったら、実現できる力がある。世界中でこんなに恵まれた国に生まれているんだよ。」ということを、もっと教えなければならないはずです。

 保育、学校の現場で大変な毎日を送っている、現場の先生方ならではの、現実的な話でしたが、最後は、政治の力でなくては変えられないし、変えていかなければならないという、厳しいご指摘もありました。内容については、出来たら後日もう少しわかりやすくご報告しようかな、、とおもっています。

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