2010年3月14日日曜日

女性のための政治スクール


 昨日は、「女性のための政治スクール」15期最終講義が行われました。(写真は、円より子校長より修了証を頂いているところです)
今回は、都議選・衆議院選・町田市議選などがあり、出席できない日もありましたが、多方面でご活躍の講師陣による、大変為になる講義ばかりでした。

 今回は、円より子校長の講義で、「女性が救う?少子化・低成長の時代」~金融・経済政策どヒューマン・ニュー・ディール~というテーマでした。

日本の現状は、海外では「氷山の海を航海する、タイタニックの船上でダンスパーティーをしている」と言われているそうです。つまり、危機的状況で、いつ、何があってもおかしくない状況にもかかわらず、国民に危機意識がなく、生活に多少の不満はあっても、変えるような動きもせず、安価なものに集中し、結果デフレを加速されている。というように、自国の危機にもかかわらず、自分のこととは捉えずに、相変わらさず生活を変えようとしない。つまり、ダンスパーティーをしているようだということらしいです。

 保育所問題は、保育園を増やせばよいと言うことだけでなく、背景にある事情を改善していかなければ、解決しない大きな問題です。また、少子化にも歯止めはかけられない、難しいというのが現状です。(かつて企業戦士として、早朝から深夜まで仕事をし、疲れ切って帰宅。子育てに参加できない父親。という事情から、リストラ・派遣切り・パートから正規職員への登用無し、という今の経済状況では、子どもを育てること、持つことすら困難。)こんな状況を何とか社会システムから改善していけないのでしょうか。
 年金・保険・国債・・・前政権が残した負の遺産を、あとかかっても5年以内に何かしらの結果を出していかなければ、日本は破綻して、将来は大変なことになってしまいます。日本は「シマウマ」で,一生懸命働いてためていくと、肉食(手練れの外国)に喰われてしまうという状況だそうです。少しは学習して、いつまでも無防備でいるというのは、打開していかなければなりません。また、観光という財産をおろそかにしない、治水権を確保し、水を守る、などの国土を守り、うまく利用していく知恵を絞りましょう・・・・こんな内容の講義でした。お金をかけるのでなく、アイディアと先を見通す力、日本的文化遺産を守り、知的な資産を武器にして、女性の力を活用し、日本という国の再生へとつながるように、地方からも出来ることをしていかなければと思いました。

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