2010年3月21日日曜日

卒業シーズン

 19日は、調布市の公立中学校では、卒業式が行われました。穏やかなとても良い日でした。
私は、子ども達の母校である、第六中学校へ行き、式に参列させていただきました。
 六中では、3クラス119名の生徒が元気よく巣立っていきました。ここ数年において、最大の人数ではないでしょうか。あと2名いれば4クラスだったわけですから、子ども達の進路を、後押ししていった担任の先生方をはじめ、進路指導部の先生方は、大変だったと思います。
 晴れやかな顔、涙でぐちゃぐちゃになった生徒もたくさんいて、思わずこちらももらってしまいましたが、良い3年間を過ごしたのだろうな。とすがすがしい気持ちになりました。

子ども達の行く手に幸多かれ!と心より祈り、応援をしています。

 25日は、調布市の公立小学校の卒業式が予定されています。こちらもお天気に恵まれてスムーズに巣立ちが出来れば良いな、と思っています。
 
子ども達は、社会の宝ものです。心豊かに、しっかりと育っていくように、保護者だけでなく地域で、自治体で、国で、それぞれしっかりとサポートをしていくよう、さらに体制を作っていかなければならないと思います。OECD加盟国において最悪という、日本の子どもに対する政策を、少しでも平均並みにするように、今、国が動き始めていますが、残念ながら私自身あちこちで、批判を受けているのが正直なところです。少子高齢化の加速が進み、将来支えていかなければならない、日本の未来は、数が少なくなっている子ども達にとっては、大変重たいものです。10年後、私たち現役世代でも退職期を迎える頃、子ども達はどのような社会を支えていくことになるのでしょう。たった10年の話です。早急に本腰を入れて取り組んでいかなければならない、と強く思っています。子どもが何人いようが、いまいが、残念ながら、欲しくても恵まれなかった方々にとっても、社会で子どもを育てていくという責務は必要です。なぜならば、自分自身はこの国に生きていて、日本の未来を作っていかなければならないからです。自分自身が年を取り、生産年齢人口から外れたときに、社会の支え無しでは、どうにもなりません。今の高齢者をとりまく制度が必ずしも良いとはいいきれず、不都合を補っていくべきと言っても、近い将来、現状さえ維持できなくなってくるときが可能性としては大きいわけです。社会の助けが必要になったとき、子どもがいないから子育てを社会で行う必要はないなんて言えますか?
 我が家では、下の子どもが成人を迎えます。私たち世代は、子どもの医療費は自己負担だったし、出産に消費税もかかりました。また、学校給食は牛乳給食で、お弁当持参。ここに来て高校授業料無償化まで。今では普通の行政サービスはほとんど受けていません。まだしばらく学費の負担もかかって、それこそ子ども1人に2000万円という世代です。それでも未来への投資は必要と考えます。ご理解を頂きたいと願うばかりです。

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